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治療コラム

糖尿病網膜症について

2018年6月26日

糖尿病で血糖が高い状態が長く続くと、網膜の細い血管が少しずつ損傷を受けて弱り、網膜が酸欠状態に陥ります。その結果網膜は新しい血管(新生血管)を生やして酸素不足を補おうとします。しかしながら、弱った血管や新生血管はもろいため容易に出血を起こします。無治療でその状態が続くと、網膜上にかさぶたのような膜(増殖膜)が張ったり、硝子体出血を引きおこし、視力の低下を招きます。初期の段階では自覚症状がない場合も多く、症状がないから大丈夫という自己判断は危険です。糖尿病の人は症状が有る無しに関わらず、定期的に眼科を受診し、眼底検査を受けるようにしましょう。